Movie Review: Call Me By Your Name
人生で最も好きな映画
Call Me By Your Name
2017 | イタリア、フランス
監督: Luca Guadagnino (ルカ・グァダニーノ)
キャスト: Timothée Chalamet (ティモシー・シャラメ)、Armie Hammer (アーマー・ハマー)、 Michael Stuhlbarg (マイケル・スタールバーグ)、Amira Casar (アミラ・カサール)、Esther Garrel 、他
舞台は1983年の夏の北イタリア
夏の間バカンスに来ているElio
大学教授であるElioの父親は毎年、自分の助手学生を1人、イタリアの別荘に招待していて
今年は大学院生のOliverが訪れます
たったの6週間、一夏のElioとOliverの恋が描かれています
最近、LGBTsが割と(言葉的な意味で)メジャーになってきたからこそ同性愛やトランスジェンダーを描いた洋画が日本でも公開されるようになってきた気がします
そんな中で、アカデミー賞にノミネートされて出演者や作品が注目されていたこの映画を日本よりも早くから公開しているアメリカ・シアトルにいるという幸運に恵まれたのでこれは見なくちゃ!と思い、観てきました。
もちろん私の今の英語力では、字幕なしの洋画の理解度はたかが知れています
でも!
言葉の壁を超えて考えさせられることがたくさん詰まった奥が深い映画でした。
見終わった後、感じたことは
この映画は同性愛を他の同性愛映画のように同性愛であることを壁として、問題として描いていなくて
1つの愛の形として描いているなと。
よくある同性愛の映画では、2人がくっつくのが難しかったり、結ばれた後に困難が待っていたりって同性愛は難しいっていうような印象を受けさせるものが多い気がします
でもCall Me By Your Nameは違っていて
恋愛ってこういうものっていう、純粋に一夏の恋を描いています
だから同性愛っていうことに全く違和感を感じません
(私個人的にそもそもそこに違和感を感じちゃいけないし、感じないものではあるんだけど)
もちろんそれは出演者の雰囲気とか演じ方とか舞台であるイタリアの景色とか
いろいろが混ざり合って表現してるんだけど
そこがたまらなく好きだなあと感じました。
ちなみに衣装もたまらなく好き!
半袖短パンに白いコンバースのハイカット
夏のイタリアにとてもよく馴染む、、、
見た後に知ったことではあるんだけど、
この映画は続編が決定して
なんと次にちゃんと繋がるように今作は作られているそうです。
しかも、続編ではもっと深いところをついていて
同性愛の問題もちゃんと訴えているものにしていくとのこと。
それを知ってから、Call Me By Your Nameにちゃんと同性愛映画という意味合いをひしひしと感じました。
注目するべきところは
Elioを演じたTimmyの迫真の演技
最後の最後まで注目してほしい。最後、、、射抜かれます笑
北イタリアの美しい景色も必見。
それに合わせた音楽も最高
CMBYNのサントラを聴くといつも私の心は北イタリアのどこかに行ってしまいます
どんな形であっても恋は恋であって、愛は愛だと感じさせてくれる作品です。
Ella